異国から地方にやってきたゾウの儚い生涯
先月、盛岡市動物公園(通称︰岩山動物園)で飼育されていた、アフリカゾウの雄の「たろう」が、28年の生涯に幕を閉じました
( ´・ω・` )
首都圏と違って、県内を移動するだけでも1日がかりになったりする岩手県です
その岩手県で唯一の動物園
その動物園を支えてきたアフリカゾウの「たろう」の生涯は
多くの子供たちだけじゃなく
県民に笑顔を与えてきた28年でした
— 豚肉ありがとう♪ (@butasan603) 2018年12月3日
アフリカゾウ「たろう」の生涯
「たろう」が盛岡市動物公園に来たのは1991年です
野生で産まれた「たろう」は南アフリカ共和国からメスで同い歳の「はなこ」と一緒に岩手県にやって来ました
2001年、アフリカゾウの自然繁殖は難しいと言われる中、ついに「はなこ」の妊娠が発覚!!
しかし、結果は死産となり、「はなこ」もこの時命を落としました
「たろう」は横たわる「はなこ」をずっと鼻で撫でていたそうです
2006年、多摩動物園より「マオ」が繁殖を目的に盛岡にやって来て
2018年、妊娠適齢であるので期待されていたのですが
今回、「たろう」は亡くなってしまいました
アフリカゾウの寿命は50年ぐらいと言われていますので、早死です
また、死因は肺炎
と予想されるとの事です
残された「マオ」は??
多摩動物園から移動してきて、12年
「たろう」にも懐いていたようなので
「たろう」の死から1週間の今、落ち着きがなく、睡眠も十分に取れていないらしいです
そりゃ、寂しいですよね
2人が1人になる寂しさはもう(;_;)
実は、繁殖を推進させよう!ということで、秋田、仙台、盛岡の動物園のゾウ(東北にいるゾウは3園だけ)を交換する!という試みが始まった矢先のことだったので、仙台、秋田としても影響は大きいのです
何故なら東北には7頭しかいませんが、「たろう」の死で6頭になってしまいました
さらに
「マオ」はいずれ多摩動物園に帰ることになるのです
所属は多摩動物園なのです
とにかく
今は「マオ」を様子を注意深く見守っているそうです
実は、日本の動物園からゾウが減り続けている現実!!
残念だなぁ、、、
それだけじゃ済まなくなるかも知れません
動物園からゾウが消える!!
現実味を帯びてきています
繁殖がむずかしく、輸入も難しくなっていますし、絶滅危惧種です
やはり子供たちにとっては、動物園でしか見られないゾウやキリンといった大型動物などがいることが、大切なのです!!
ゾウがいないのに何で動物園行くの??
そんなこと言わせて良いんですか??
ダメなんです!!!
今、われわれが出来ることは!!
あ!!!
冬季休園!!!(盛岡市動物公園はです)
春になったら
皆さんで動物園行きましょう♪
動物園盛り上がればまたゾウもやってきます♪
それだけじゃなく、ゾウの生息地を守ることにも繋がるのです!!
それにしても
寂しい出来事でした(;_;)